ホイールウォップル
比較的低速でハンドルが周方向に振動する現象。通常は車速が60km/h以下で発生し、低速シミーとも呼ばれる。タイヤステアリング系の自励振動であり、路面凹凸やタイヤとホイールのアンバランスなどでステアリング系が刺激を受けたあとに起こりやすい。振幅が大きくなり運転を困難にすることもある。車体側の要因としては、コーナリングフォースやセルフアライニングトルクの位相遅れと、走行エネルギーが自励振動の源になり、キャスタートレール、ステアリング系の遊び、フリクションの低下、タイヤの空気圧低下、摩耗などが影響する。低速シミーのうち、トランプを含まないものに特定する考え方もあるが、これはリジッドアクスルを想定したものである。
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