ペリメーター型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 01:43 UTC 版)
「フレーム形式 (自動車)」の記事における「ペリメーター型」の解説
ペリメーターとは、周囲、周辺の意。ボディーフロアの周囲にフレームをつけたもので、中間にメンバーを通さないため、フロアを低くすることができる。しかし、そのままではねじり剛性や曲げ剛性が低くなるため、ボディーと一体化し、応力の一部をボディーに負担させることでそれを補っている。 他のフレーム構造に比べ、軽量でコストも安く、衝突時のエネルギー吸収では、フレームレス構造よりボディー変形を少なくすることができるというメリットがある。 歴史は極めて古く、1875年にフランスのアメデー・ボレーが開発した大型蒸気自動車「ロベイサント」(L'Obéissante) に早くも採用されていたが、盛んに用いられるようになったのは、1950年代以降のアメリカ車が、このフレームとモノコックボディーとを組み合わせたセミ・モノコック構造を採るようになってからである。
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