ベンサム・クロウェル・ウィング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/21 02:16 UTC 版)
「アムステルダム市立美術館」の記事における「ベンサム・クロウェル・ウィング」の解説
古い建物は、空調などの現代的設備が欠けており、メンテナンスも不十分であったため、老朽化が目立っていた。また、開館以来100年以上の間に収蔵品が増えた一方で、常設展示のためのスペースも不足していた。1993年には、雨漏りによりエルズワース・ケリーとジュリアン・シュナーベルの絵画数点が被害を受けた。1990年代初頭にコンペが行われ、レム・コールハースらの競争相手に勝ったロバート・ヴェンチューリが設計を受託することになった。しかし、1996年にアルヴァロ・シザに交代された。 その後、前述のように消防局の指摘による閉館、改修工事を経て、2012年9月に再オープンした。主要な収蔵品は旧棟に展示され、新しいウィングは実験的作品、映像作品を展示することになった。大きなガラスのエントランスは広場に向かって開いている。「バスタブ」と呼ばれる上階のエリアは特別展ギャラリーに、地下は常設展示に使用される。1億2700万ユーロの資金のほとんどは、アムステルダム市評議会から支出された。
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