ヘテロダイン法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 23:37 UTC 版)
ディップメータにイヤホン端子がある場合、そこにクリスタルイヤホンを接続し、プローブ・コイルを発振器に近づけ、ディップメータの発振周波数を調整する。発振器の発振周波数とディップメータの発振周波数とが一致すると、ヘテロダイン周波数計の原理でゼロ・ビート zero beat が得られる。ビート音が聞こえている場合、両周波数の差は数 kHz 以内であり、ゼロ・ビートになったときの差は 50 Hz 以下となる。この方法によれば、一般的な周波数カウンタでは測定不能な微弱な発信信号の周波数も正確に測定できる。 シグナル・ジェネレータのようにシールドが完全で、プローブ・コイルでは発信信号がピックアップできない場合は、発信器の出力端子からシールド線等で直接ディップメータの測定端子(機種によりそれぞれ)に接続し、上述の通りゼロ・ビートを確認して発信源の周波数を正確に測定できる。
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