プロメテウス_(リスト)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > プロメテウス_(リスト)の意味・解説 

プロメテウス (リスト)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/19 09:32 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

プロメテウス』(Prometheus )S.99は、フランツ・リストが作曲した5番目の交響詩ギリシア神話プロメテウスを描いている。

概要

1850年ヴァイマルで、ドイツ詩人哲学者ヘルダーの像の除幕式に当たって、その「絆を解かれたプロメテウス」が上演された際に、リストはそのための序曲と1曲の合唱曲を作曲した。後にそれぞれを独立した曲とし、序曲の方は更に手を加えて、1855年に交響詩として発表した。

プロメテウスは火を盗んで人間に与え、ゼウスの怒りを買って岩山に縛り付けられた。しかしヘラクレスによって救い出されるところとなるのであり、リストはその苦しみを、解放された喜びをこの交響詩に表現した。

編成

ピッコロフルート2、オーボエ2、コーラングレクラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、チューバティンパニ弦五部

構成

最初の冒頭部はプロメテウスの怒りと苦悩を表すかのごとく始まり、対照的に優しい主題も顔を出す。中間のフーガ風に発展する部分は、文明がもたらされる困難な過程を表したものとされている。演奏時間は約12分。

参考文献

外部リンク


「プロメテウス (リスト)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「プロメテウス_(リスト)」の関連用語

プロメテウス_(リスト)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



プロメテウス_(リスト)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのプロメテウス (リスト) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS