プロジェクト型教授法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 15:28 UTC 版)
「神経言語学的アプローチ」の記事における「プロジェクト型教授法」の解説
内文法を身につけさせるためには、言葉そのものよりも伝えられるメッセージの方に注意を向けさせなければならない。なぜなら内文法は、無意識的に(すなわち言葉の形態に意識的に注意を向けることなしに)しか獲得することはできないからだ(Paradis, 1994, 2004, 2009)。学習ユニットの内容は、いくつかのミニ・プロジェクトからファイナル・プロジェクトへと至る一連の構成とすることで、意味のある状況を作り出し、生徒にも面白くかつ認知レベルの高いタスクが作りやすくなる。それぞれの学習活動が互いに関連し合い、しかも生徒たちの積極的な参加を必要とするようなプロジェクトを実現させることによって、言語学習の成功に必要な脳の他のメカニズムにも働きかける(Paradis, 2004)。しかもこうした編成により、各ユニットで扱う言語パターンを生徒に何度も繰り返し使わせることができると同時に、教師は扱う言語パターンやタスクの難易度を徐々に上げながら学習を進めさせることができる。
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