プリンスリーギフト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/08 13:40 UTC 版)
プリンスリーギフト | |
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欧字表記 | Princely Gift |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
生誕 | 1951年 |
死没 | 1973年 |
父 | Nasrullah |
母 | Blue Gem |
母の父 | Blue Peter |
生国 | イギリス |
生産者 | Alfer Allnatt |
馬主 | Victor Sassoon |
調教師 | Noel Murless |
競走成績 | |
生涯成績 | 23戦9勝 |
獲得賞金 | £6673 |
勝ち鞍 | 1954年 チャレンジステークス 1955年 ハンガーフォードステークス |
プリンスリーギフト(Princely Gift、1951年 - 1973年)はイギリスの競走馬・種牡馬。鹿毛の牡のサラブレッド。
大種牡馬ナスルーラとイギリスで3勝したブルージェムの間に生まれ、競走馬としては1953年から1956年に23戦して9勝。勝ち鞍はクリアウエルステークス、モールトンステークス、チャレンジステークス、ハンガーフォードステークス、ポートランドハンデキャップなど。ほかにジュライステークス2着などがある。総獲得賞金は6,673ポンドであった。
1956年に引退し種牡馬入りすると、ナスルーラの後継種牡馬の一頭となった。1966年にはイギリスの2歳種牡馬ランキング3位、翌1967年には2位に付ける。産駒の傾向として、フロリバンダ、ファバージ、キングストループ、サンプリンス、ソーブレスドなど早熟で短距離が得意な馬を輩出した。
プリンスリーギフトの仔は、テスコボーイ、ファバージ、バーバーらが日本に輸出された。これらの成功を受け日本のサラブレッド生産界は、プリンスリーギフト産駒、さらにはラインゴールドやボイズィーボーイなどプリンスリーギフトの孫世代にあたる種牡馬まで次々に輸入した。その数は20頭以上にのぼる。その結果、日本では一時的にプリンスリーギフトの血を持つ馬が増加したが、日本以外の国では、プリンスリーギフトの血を持つ馬は希少となった。
プリンスリーギフト系の父系子孫としてはテスコボーイ系のものが比較的発展し、トウショウボーイ - ミスターシービー - ヤマニングローバルのラインが2000年代初頭まで、またエアジハードやサクラバクシンオーなどのサクラユタカオーを経たものは現在でも残っている。
血統表
プリンスリーギフトの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ナスルーラ系 |
[§ 2] | ||
父
Nasrullah 1940 鹿毛 |
父の父
Nearco1935 黒鹿毛 |
Pharos | Phalaris | |
Scapa Flow | ||||
Nogara | Havresac | |||
Catnip | ||||
父の母
Mumtaz Begum1932 鹿毛 |
Blenheim | Blandford | ||
Malva | ||||
Mumtaz Mahal | The Tetrarch | |||
Lady Josephine | ||||
母
Blue Gem 1943 鹿毛 |
Blue Peter 1936 栗毛 |
Fairway | Phalaris | |
Scapa Flow | ||||
Fancy Free | Stefan the Great | |||
Celiba | ||||
母の母
Sparkle1935 栗毛 |
Blandford | Swynford | ||
Blanche | ||||
Gleam | Galloper Light | |||
Eagerford | ||||
母系(F-No.) | (FN:13号族(13-a)) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Pharos (Fairway) 3×3=25% Blandford4×3=18.75% The Tetrarch4×5=9.38% | [§ 4] | ||
出典 |
出典
外部リンク
固有名詞の分類
サラブレッド |
ベストグランチャ ダスゲニー プリンスリーギフト メイショウカイドウ ヴィータローザ |
イギリス調教の競走馬 |
スワンズウッドグローヴ ニンバス プリンスリーギフト マイリー タッチストン |
アイルランド生産の競走馬 |
オースミタイクーン エルウェーウィン プリンスリーギフト ジェネラス エアエミネム |
1951年生 (競走馬) |
ゴールデンウエーブ ダイナナホウシユウ プリンスリーギフト カマレロ タカオー |
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