ブリュンヒルドの冥府への旅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 05:50 UTC 版)
「ブリュンヒルド」の記事における「ブリュンヒルドの冥府への旅」の解説
『ブリュンヒルドの冥府への旅』の冒頭で、ブリュンヒルドの死体は荼毘に付され、スカンディナヴィアにおける冥府であるヘルへと向かう。途中、巨人が現れ、ブリュンヒルドの手が血に塗れていることを見咎める。ブリュンヒルドは自らの生涯を語って聞かせ、その行為を正当化する。彼女は自らを欺いたブルグント人を非難する。ブリュンヒルドは、冥府でシグルズとともに暮らすことを望んだ。 ブリュンヒルドがその生涯を語るなかで、彼女は明らかにシグルドリーヴァというヴァルキュリャと同一のものとして扱われ、シグルドリーヴァの目覚めからシグルズの求婚までが一つながりのものとして語られる。またここでは、恐れなき者のみがブリュンヒルドを目覚めさせることができるようにしたのは、オージン自身であるように描かれる。この歌は、ブリュンヒルドを被害者として描き、ついには彼女を神格化するような様相を呈す。
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