ブフの2大潮流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 10:16 UTC 版)
ブフは大きく2つに分類できる。一つはモンゴル国で実施されているハルハ・ブフ、もう一つは中国・内モンゴル自治区で実施されているウジュムチン・ブフである。これらには、ルールや衣装や称号に違いがある。 朝青龍明徳(高砂部屋)の兄スミヤバザルや白鵬翔(宮城野部屋)の父ムンフバトはハルハ・ブフであり、代々木公園で毎年開催されるブフの大会に参加している蒼国来栄吉(荒汐部屋)はウジュムチン・ブフの潮流である。 なお2大潮流以外にも次のとおり実際にはいくつもの形態・系列に細分化される。 ボホ・ノーロルドン:モンゴル国西部、上半身裸、三階級、三本勝負 オルドス・ブフ:内モンゴル西部、取り組み直前まで顔を隠す シャルボル・ブフ:内モンゴル西部、膝より上が地に付けば負け デードゥ・モンゴル・ブフ:中国青海省、普段着でおこなう ブリヤート・ブフ:ロシア(ブリヤート共和国)、上半身裸、体重別、儀礼では砂まき 2009年から中国・ロシアからのモンゴル系民族も参加した全モンゴル民族ブフ・トーナメントが開かれており、第1回はモンゴル国のウランバートル、第2回は中国のシリンホト市、第3回はロシアのブリヤート共和国、第4回はロシアのトゥヴァ共和国、第5回もモンゴル国のウランバートルで開かれている。
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