フルフェース形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 03:36 UTC 版)
「ヘルメット (オートバイ)」の記事における「フルフェース形」の解説
インテグラル形とも呼ばれる。オープンフェース形にチンガード(顎の部分の覆い)を付けたもの。視界を確保する部分以外は覆われることになる。より高い安全性(顔面から転倒するような場合)が最大の利点であり、また、風を巻き込みにくいため特に高速走行時の快適性に優れている。顔面や頭部への損傷は防ぐことができるが、頸部への負荷がかかりやすく脊髄損傷や呼吸困難などを引き起こす恐れもある。また、口元が覆われていることで気道確保等の救命措置を妨げることがあり、そのため、ヘルメットリムーバーと呼ばれる事故発生時にすぐにヘルメットを外せるような構造のものもある。スペインのヘルメットメーカーであるAPCシステムズからエアバッグ内蔵のヘルメットが開発されている。さらに頸部への負荷を軽減するためエアバッグジャケットやネックブレースシステムなどと組み合わせることで安全性は上がる。基本的に全排気量のオートバイ用規格で製造されている。SKULLYをはじめBikesystems、BMWなどがHUD内蔵のヘルメットを開発している。
※この「フルフェース形」の解説は、「ヘルメット (オートバイ)」の解説の一部です。
「フルフェース形」を含む「ヘルメット (オートバイ)」の記事については、「ヘルメット (オートバイ)」の概要を参照ください。
- フルフェース形のページへのリンク