フランスへの要求
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 16:13 UTC 版)
「ヘンリー5世 (イングランド王)」の記事における「フランスへの要求」の解説
内政問題が鎮静化したことで、ようやくヘンリー5世は外交問題に注力できるようになった。最初にブルゴーニュ派、次にアルマニャック派から接触があり、それぞれ相手を倒すためイングランドの加勢を必要とし、ヘンリー5世に向けて婚姻関係と領地割譲を提案した。ヘンリー5世はアルマニャック派と交渉しつつ密かに政権から追われたブルゴーニュ派の首領であるブルゴーニュ公ジャン1世(無怖公)にも近付き、ブルゴーニュ派から明確な回答は得られなかったが、アルマニャック派との交渉も平行線を辿った。 ヘンリー5世は フランス政府が反乱を起こしたオワイン・グリンドゥールに援助していたことへの賠償 ブルゴーニュ派・アルマニャック派それぞれに支援を与えていたことへの代償 という理由で、領土割譲とフランス王位を要求した。これを拒否したアルマニャック派に対し、ヘンリー5世は長期休戦状態にあった百年戦争を再開し、フランス遠征を行った。
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