フョードル・ドルジーニンとは? わかりやすく解説

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フョードル・ドルジーニン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/26 16:44 UTC 版)

フョードル・ドルジーニン
Фёдор Дружинин
基本情報
生誕 (1932-04-06) 1932年4月6日
ソビエト連邦
ロシア社会主義連邦ソビエト共和国モスクワ
死没 (2007-07-01) 2007年7月1日(75歳没)
ロシアモスクワ
ジャンル クラシック
職業 ヴィオラ奏者
担当楽器 ヴィオラ

フョードル・セラフィーモヴィチ・ドルジーニンロシア語: Фёдор Серафимович Дружинин, ロシア語ラテン翻字: Fyodor Syerafimovich Druzhinin, 1932年4月6日 - 2007年7月1日)は、ロシア生まれのヴィオラ奏者作曲家、音楽教育者、ロシア共和国人民芸術家(Народный артист РСФСР1988年)、ソビエト連邦作曲家同盟会員(Член союза Композиторов、1990年から)。

略歴

1932年モスクワ生まれ。

父:セラフィム・ニコラエヴィチ・ドルジーニン(Серафим Николаевич Дружинин)、有名な芸術学者でトレチャコフ美術館職員。 母:ナターリヤ・リヴォーヴナ・ドルジーニナ(Наталья Львовна Дружинина (Вульфиус))、文学者。 おじ:アレクサンドル・ニコラエヴィチ・ドルジーニン(Александр Николаевич Дружинин)、モスクワ大学教授、イタリア声楽の専門家。

1955年中央音楽学校(ソコロワのクラス)とモスクワ音楽院(ボリソフスキーのクラス)を卒業。

1957年に全ソ・音楽コンクールで第1等、モスクワ・フィルハーモニー協会のソリストになる。

1964年からヴァディム・ボリソフスキーの後任としてベートーヴェン弦楽四重奏団のヴィオラ奏者になり、1987年までその地位にあった。

1958年モスクワ音楽院で教えはじめ、1978年にヴィオラとハープ科主任、1980年より教授になった。

ドルジーニンの弟子にはユーリ・バシュメット、ユーリ・トカノフ、アレクサンドル・ボブロフスキー、エレーナ・オゾル、スヴェトラーナ・ステプチェンコ、エカテリーナ・マルコワ、そしてマルガリータ・スピリドノワ等がいる。

作曲家としての主な作品は、無伴奏ヴィオラのためのソナタ(1959年)、無伴奏ヴィオラのための変奏曲(1968年)、ヴィオラと管弦楽のための幻想曲(1982年、1992年改訂)、2挺のヴィオラのためのシンフォニア(2003年出版)がある。

ショスタコーヴィチ作曲ヴィオラソナタの初演者であり、献呈先の人物。

著書に「回想録 〜人生と創造のページ〜(«Воспоминания. Страницы жизни и творчества»)」がある。

2007年モスクワにて死去。

作品

  • 無伴奏ヴィオラのためのソナタ(1959年)
  • 無伴奏ヴィオラのための変奏曲(1968年)
  • ヴィオラと管弦楽のための幻想曲(1982年、1992年改訂)
  • 2挺のヴィオラのためのシンフォニア(2003年出版)

著書

「回想録 ~人生と創造のページ~(«Воспоминания. Страницы жизни и творчества» : Греко-латинский кабинет Ю. А. Шичалина, 2001. — 232 с.)」(ISBN 5-87245-123-7, ISBN 5-87245-068-0)




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