フォーキノ (沿海地方)とは? わかりやすく解説

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フォーキノ (沿海地方)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/28 03:42 UTC 版)

フォーキノ
Фокино
市章
位置
フォーキノ (沿海地方) (沿海地方)
フォーキノ (沿海地方) (極東連邦管区)
フォーキノ (沿海地方) (アジア)
フォーキノ (沿海地方) (ロシア)
座標 : 北緯42度58分 東経132度24分 / 北緯42.967度 東経132.400度 / 42.967; 132.400
歴史
合併によって成立 1980年10月4日
フォーキノに改名 1994年
旧名 プロミスロフカ
チホオケアンスキー
シコトヴォ17
行政
ロシア
 連邦管区 極東連邦管区
 連邦構成主体  沿海地方
 地区 フォーキノ閉鎖都市ロシア語版
 市 フォーキノ
地理
面積  
  市域 16 km2
標高 40 m
人口
人口 (2021年現在)
  市域 19,711人
  都市圏 32,771人
  備考 [1]
その他
等時帯 ウラジオストク時間 (UTC+10)
郵便番号 69288x
市外局番 +7 42339
公式ウェブサイト : adm.fokino-prim.ru

フォーキノロシア語: Фо́кино, ラテン文字転写: Fokino フォーキナ)はロシア連邦沿海地方閉鎖都市。人口は1万9711人(2021年)[1]

ウラジオストクナホトカの間に位置する。ピョートル大帝湾内の東側にあるアブレーク湾に面している。ウラジオストクからは南東へ45 km。12 km南西にある村・ドゥナイ(Дунай)、および14 km南にある村・プチャーチン(Путятин)はフォーキノ市の管轄下にある。

ロシア海軍太平洋艦隊の基地があるため、外国人は入域に特別な許可を要するが、領域内の観光地であるプチャーチン島とアスコリド島については不要であり、周囲の海域の独特な自然環境を観光資源として毎年2000人以上の観光者がある。プチャーチン島には2400人程の住民がおり、海産物の漁獲と加工、ミンクアクシスジカの養殖を主な産業とする。

アスコリド島には定住者はなく、本土との定期航路もないことから観光客も稀で、1995年までは保留地とされ商業活動が許されていなかった。同島には何十トンもの埋蔵量のがあると推定されている。

歴史

現在のフォーキノの場所には、1891年にプロミスロフカの村が建てられた。より外洋に近いドゥナイの村は1907年中央ヨーロッパからの移民が建設し、ダニューブ川にちなんで名づけられた。

プロミスロフカは1958年都市型集落(町)となり、近くにあった海軍軍人の住宅地チホオケアンスキー(Тихоокеанский)も1963年に都市型集落となった。両方の町は大きくなり1980年10月4日に併合して市となった。海軍基地の町としての性格から立ち入りが厳しく制限された閉鎖都市となり、公式には「シコトヴォ17」(Шкотово-17)というコードネームで呼ばれていた。同時期、同市の管轄下にあったドゥナイは「シトコヴォ22」、プチャーチンは「シトコヴォ26」と呼ばれていた。1994年からコードネームに代わり、「フォーキノ」の名が正式に使われるようになった。

2025年、ロシア国営原子力企業ロスアトムは、日本海沿岸で原子力発電所を建設する計画を発表。設置箇所はフォーキノが有力視されている[2]

脚注

  1. ^ a b city population”. 2023年5月6日閲覧。
  2. ^ ロシア極東の原発2基の工程表を承認 日本海沿岸が建設候補地に”. 産経新聞 (2025年6月23日). 2025年6月28日閲覧。

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