フェンダー・ジャグスタング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 22:16 UTC 版)
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| フェンダー・ジャグスタング Fender Jag-Stang |
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| メーカー/ブランド | フェンダー |
| 製造時期 | 1994年 - 2001年 2003年 - 2005年 2021年 |
| 構造 | |
| ボディタイプ | ソリッド |
| スケール長 | 24インチ |
| フレット数 | 22 |
| ネックジョイント | ボルト・オン |
| 材質 | |
| ボディ | バスウッド |
| ネック | メイプル |
| フィンガーボード | ローズウッド |
| 電気系統 | |
| ピックアップ | シングルコイルx1、ハムバッカーx1 |
| ピックアップ(F) | ヴィンテージ・スタイル |
| ピックアップ(R) | スペシャル・デザイン |
| コントロール | ボリュームx1、トーンx1、ピックアップスイッチx2 |
| カラーバリエーション | |
| ソニック・ブルー、フィエスタ・レッド | |
| テンプレート | カテゴリ | |
フェンダー・ジャグスタング (Fender Jag-Stang) はフェンダーのエレクトリックギター。ジャガーとムスタングを合成して作られた。
起源
ニルヴァーナのカート・コバーンが両機の合成機のアイディアをフェンダーに提案し、カスタムショップのマスタービルダーであったラリー・ブルックス (Larry L. Brooks) が2本の左利き用ギターを制作、このうち一本のみがコバーン自身によって使用された。このギターはコバーンを満足させるために多くの調整が必要だったとされており、ニルヴァーナの1994年の『イン・ユーテロ』ツアーのヨーロッパ興行に行く前には、フェンダーに修理のため返送されている。ライブではあまり使用されていない。コバーンは結果に満足しておらず、1994年4月の死に至るまで、完成形には至らなかったとされている。
デザイン
1つの「ヴィンテージ・スタイル」シングルコイルと「スペシャル・デザイン」ハムバッカーを搭載、それぞれに「オン/オフ/逆相」が選択可になっている。両前作機と同様ダイナミック・ヴィブラートを装備し、24インチのショートスケールネック(コバーンが好むジャガーの正確なレプリカ)である。
ピックアップの貧弱さと全体的な熟練の欠如により、多くの批判を浴びている。
量産はコバーン死後の1995年秋から行なわれ、2001年の製造中止となった2年後、需要を受けフェンダージャパンがリイシューを生産。2005年に再度製造終了した。
その後、フェンダーが、Nirvanaの代表作「ネヴァーマインド」の発売30周年を記念して2021年に再発売される運びとなった[1]。
使用ミュージシャン
コバーンのソニック・ブルーのジャグスタングは彼の死後、妻のコートニー・ラブによりR.E.M.のピーター・バックに譲渡された。彼はこのギターを "What's the Frequency, Kenneth?" のヴィデオで使用している。同じR.E.M.のマイク・ミルズはこのギターを、ライヴでコバーンへのトリビュートソングである「レット・ミー・イン」を演奏する際に使用している。この様子はREMのDVD『ロード・ムービー』で見られる。
脚注
関連項目
外部リンク
- KURT COBAIN JAG-STANG
- jag-stang.com
- shortscale.org ショートスケールギターのサイト
- JagStang body at Warmoth Guitars.
- フェンダー・ジャグスタングのページへのリンク