フェラーリ・アマルフィ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/03 03:43 UTC 版)
フェラーリ・アマルフィ(Ferrari Amalfi)は、はイタリアの自動車メーカーであるフェラーリの生産するスポーツカーである。
| フェラーリ・アマルフィ | |
|---|---|
| 概要 | |
| 製造国 | |
| 販売期間 | 2026年第1四半期(納車)(欧州市場) |
| デザイン |
|
| ボディ | |
| 乗車定員 | 4名(2+) |
| ボディタイプ | 2+クーペ |
| エンジン位置 | フロントミッド |
| 駆動方式 | FR |
| パワートレイン | |
| エンジン | 3.9リッターV8ツインターボ |
| 最高出力 | 640 PS / 7500 rpm |
| 最大トルク | 760 N・m / 3,000–5,750 rpm |
| 変速機 | 8速F1DCT |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2,670 mm |
| 全長 | 4,660 mm |
| 全幅 | 1,974 mm |
| 全高 | 1,301 mm |
| 車両重量 | 1,470 kg(軽量オプション装備時) |
| 系譜 | |
| 先代 | フェラーリ・ローマ |
概要
アマルフィは、2025年7月1日に世界初公開されたフロントミッドシップV8の2+クーペである[1]。モデルの型式は、F169Mである[2]。
「カリフォルニア」「ポルトフィーノ」「ローマ」と続いた地名を冠する2+FRベルリネッタのシリーズの系譜にあり、ローマの後継である。車名は、ユネスコ世界遺産にも登録されているイタリア南部のアマルフィ海岸に由来する[2][3]。
2025年7月の発表ではクーペのみの発表であり、当面は、ローマ・スパイダーはアマルフィと並行して販売されるが、同車のスパイダー版も今後登場する見込みである(2025年9月現在)[4]。
アマルフィの価格は、イタリア国内では24万ユーロ~に設定され、日本国内では、3418万円~となっている。また、納車に関しては、左ハンドル仕様の欧州市場で2026年第1四半期から始まり、日本向けの納車はそれより後に順次開始となる予定である[3][5]。
メカニズム
アマルフィのエンジンは、フラットプレーン・ウエットサンプタイプで、複数回の受賞歴のあるF154ファミリーの最新版である(B系)[2][6]。
このエンジンの総排気量は、3855㏄であり、最高出力・最大トルクは、640PS・760Nmとなっている[5][7]。この数値は、ローマに搭載されている旧型のエンジンよりも19馬力向上している[8]。
後方にはアクティブリアウィングを搭載しており、ロー・ドラッグ(LD)、ミディアム・ダウンフォース(MD)、ハイ・ダウンフォース(HD)の3種類のモードがある。HD仕様の状態において、時速250kmで走行すると110kg発生するダウンフォースが増加する[9]。
パフォーマンス
プレスリリース中のメーカー公表値によると、最高速度は、320 km/hであり、0-100 km/h加速は、3.3秒とされている[9]。
出典
- ^ “FERRARI AMALFI” (英語). Ferrari media centre. Ferrari S.p.A. (2025年7月2日). 2025年9月27日閲覧。
- ^ a b c 西川 淳 (2025年7月2日). “フェラーリ・ローマの後継モデル、ついに登場|美しき世界遺産の名を冠した「アマルフィ」がお披露目”. Octane. SHIRO Co., Ltd.. 2025年9月27日閲覧。
- ^ a b 大貫直次郎 (2025年7月14日). “跳ね馬のFRベルリネッタ・シリーズの系譜に新たなページを刻む最新“2+”クーペ「フェラーリ・アマルフィ」がワールドプレミア”. CAR and DRIVER ONLINE. CAR and DRIVER Co., Ltd.. 2025年9月28日閲覧。
- ^ Will Rimell (2025年7月2日). “【フェラーリ新型】ローマの後継モデル『アマルフィ』を発表 640psへと進化 扱いやすさを追求”. AUTOCAR JAPAN. 株式会社ACJマガジンズ. 2025年9月28日閲覧。
- ^ a b webCG 編集部 (2025年7月30日). “フェラーリの新型FRクーペ「Amalfi(アマルフィ)」が日本上陸”. webCG. webCG Inc.. 2025年9月28日閲覧。
- ^ “フェラーリ アマルフィが示す、物理ボタンへの回帰と人間中心の哲学”. Top Gear Japan. Auto Critique Japan Co. Ltd. (2025年7月30日). 2025年9月30日閲覧。
- ^ 西川 淳 (2025年7月2日). “フェラーリが新型車「Amalfi(アマルフィ)」を世界初公開”. webCG. webCG Inc.. 2025年9月30日閲覧。
- ^ Austin Parsons (2025年7月1日). “2027 Ferrari Amalfi” (英語). Car and Driver. Hearst Autos, Inc.. 2025年10月7日閲覧。
- ^ a b “Ferrari Amlfi”. オフィシャル・フェラーリ・ウェブサイト. Ferrari S.p.A. (n.d.). 2025年10月7日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 公式プレスリリース(英語)
- 公式プレスリリース(日本語)
- Ferrari Amalfi(英語)
- Ferrari Amalfi(日本語)
| フェラーリ ロードカータイムライン 2000年代-<- Previous | |||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タイプ | 2000年代 | 2010年代 | 2020年代 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | ||
| FR | V12 | 550マラネロ | 575Mマラネロ | 599GTBフィオラノ | F12ベルリネッタ | 812スーパーファスト | 12チリンドリ | ||||||||||||||||||||||||
| 4シーター | 456M GT | 612スカリエッティ | GTC4ルッソT | ||||||||||||||||||||||||||||
| V8/コンバーチブル | カリフォルニア | カリフォルニアT | ポルトフィーノ | ||||||||||||||||||||||||||||
| V8/クーペ | ローマ | ||||||||||||||||||||||||||||||
| MR | V8 | 360モデナ | F430 | 458イタリア | 488GTB | F8トリブート | |||||||||||||||||||||||||
| 4WD/4シーター | FF | GTC4ルッソ | |||||||||||||||||||||||||||||
| 4ドア4シーター | プロサングエ | ||||||||||||||||||||||||||||||
| プラグインハイブリッド V8 | SF90ストラダーレ | 849テスタロッサ | |||||||||||||||||||||||||||||
| プラグインハイブリッド V6 | 296GTB | ||||||||||||||||||||||||||||||
| スペチアーレ | エンツォフェラーリ | ラ フェラーリ/アペルタ | F80 | ||||||||||||||||||||||||||||
| XXプログラム | FXX/Evo | 599XX/Evo | FXX K/Evo | SF90 XX | |||||||||||||||||||||||||||
| イコーナ | モンツァSP1/SP2 | デイトナSP3 | |||||||||||||||||||||||||||||
- フェラーリ・アマルフィのページへのリンク