フェノチアジンとは? わかりやすく解説

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フェノチアジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/04 09:37 UTC 版)

フェノチアジン
識別情報
CAS登録番号 92-84-2 
PubChem 7108
特性
化学式 C12H9NS
モル質量 199.26 g/mol
外観 淡黄色結晶
匂い 微臭
密度 1.362 g/cm3
融点

182-185 °C

沸点

371 °C(lit.)         

への溶解度 2 mg/L
その他の溶媒

        への溶解度

ベンゼン, ジエチルエーテル, 石油エーテル, クロロホルム, 加熱酢酸, エタノール (微溶), 鉱油 (微溶)

        

酸解離定数 pKa 約 23 (DMSO中)

        

危険性
安全データシート(外部リンク) [1]
EU Index -
NFPA 704
 
 
 
Rフレーズ R43-50/53
Sフレーズ S24-37-61
引火点 202 °C
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

フェノチアジン(Phenothiazine)は、チアジンの両端にベンゼン環がそれぞれ2つ縮環してできた複素環式化合物である。黄色の結晶粉末であり、光に曝露すると徐々に濃緑色になる。殺虫剤尿路感染症に用いられ、重合禁止剤酸化防止剤染料や精神安定剤、殺虫剤などの原料や母骨格としても使われる。[2]

フェノチアジンの誘導体

以下に代表的なものを記す。

関連項目

参考文献

脚注

  1. ^ (株)メルク フェノチアジン:[1]
  2. ^ 安全衛生情報センター 製品安全データシート 「フェノチアジン」:[2]




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