フィアットクロマとは? わかりやすく解説

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フィアット・クロマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/15 09:39 UTC 版)

クロマ (CROMA)はフィアットが製造販売していた自動車である。

初代 (1985-1996年)

クロマ
前期型
後期型
概要
製造国 イタリア
販売期間 1985-1996年
デザイナー イタルデザイン
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアセダン
パワートレイン
エンジン ガソリン:
1.6/2.0L I4
2.5L V6
ディーゼル:2.0/2.5L I4
車両寸法
ホイールベース 2,660mm
全長 4,495mm
全幅 1,755mm
全高 1,425mm
その他
姉妹車 サーブ・9000
ランチア・テーマ
アルファロメオ・164
系譜
先代 フィアット・アルジェンタ
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ジョルジェット・ジウジアーロのデザインによる5ドアハッチバックながらのノッチバック風デザインを持ちフィアット・アルジェンタの後継車種として登場した。フィアットと傘下のランチア・アルファロメオとスウェーデンのサーブが参加したティーポ4プロジェクトの産物で、サーブ・9000ランチア・テーマアルファロメオ・164の3車種とプラットフォームを共用している。イタリアではタクシーや、覆面パトカーなどの公用車に多用され、ジョヴァンニ・ファルコーネ判事が暗殺された際に乗っていたのも防弾装甲が施された当車である。またロマーノ・プローディ元首相は首相在任時代の専用車として使用していた。そして当時フィアットの会長であったジャンニ・アニェッリは日常生活で当車を愛用しており、専用車は当車には搭載されていないものの兄弟車であるランチア・テーマ用のPRVV6やアルファロメオ用のV6エンジンが搭載されていた。また、色も彼のイニシャルにちなんで銀色であった。

1996年に生産は終了、フィアットはこのクラスの乗用車生産から撤退した。

2代目 (2005年-2011年)

クロマ
前期型
後期型
概要
製造国 イタリア
販売期間 2005年-2011年
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアMPV
パワートレイン
変速機 5MT
6AT
車両寸法
ホイールベース 2,700mm
全長 4,755mm (前期型)
4,785mm (後期型)
全幅 1,755mm
全高 1,600mm
系譜
後継 フィアット・ティーポ
テンプレートを表示

2005年にクロマの名は新型MPV(日本でいうトールワゴンに相当)の名称として復活した。車体デザインは再びジウジアーロに委ねられ、シャシーは短命に終わったフィアットとGMとの提携に基づき、同社のイプシロン・プラットフォーム(オペル・ベクトラサーブ・9-3と共通)が用いられている。

関連項目

脚注





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