ファットテール・ジャービル / 英名:fat tail / Duprasi (Pachyuromys duprasis)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/03 07:31 UTC 版)
「アレチネズミ亜科」の記事における「ファットテール・ジャービル / 英名:fat tail / Duprasi (Pachyuromys duprasis)」の解説
日本で積極的に繁殖されている通称ファットテールは、ペットとしては比較的新しい部類に入る。 他の gerbil とは異なり、生物学分類上は Pachyuromyina 亜族を独自に構成する。 Gerbillini 族内では、単種で亜族を構成する Desmodilliscus braueri と並んで特殊な存在と言えるが、外見が他の Gerbillini 族と大きく異なるのはこの種のみである。 サハラ北部原産であり、繁殖地は平地の緑が点在するステップ/砂漠型の土地。ペットとしては1990年代から飼われたものであり、学術資料も少ない。最大の特徴は、太くふくらんだ毛のない尻尾であり、そこにラクダのように栄養を蓄える。雑食であるが、動物性タンパク質を好む個体が多い。また、短期間、仮冬眠に近い行動をとることもある。 繁殖行動は、他のスナネズミ種に比べると、非常に賑やかな音を立てる。昼夜共行動する。また、おとなしく人に触られても拒絶して噛む行為をそこまで行わない。また、手に乗せられた場合おとなしくなる個体が多いため、人気がある。 最初のペット種の毛色の変異(チンチラ、又は灰色)は、日本で報告された。
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