ファイルの格納
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 11:36 UTC 版)
「ファイル (コンピュータ)」の記事における「ファイルの格納」の解説
ファイルはユーザーから見た概念的存在であると同時に、物理的な実体を伴う。すなわち、実際のコンピュータにおけるファイルには必ず物理的実体が存在する。多くの場合、ファイルは何らかの記憶装置に格納されている。例えば、多くのオペレーティングシステムはファイルを格納する装置としてハードディスクドライブを使用しており、最も一般的な不揮発性記憶装置になっている。一時的な情報を格納するだけのファイルは、揮発性のRAM上に格納することもある。 Unix系OSでは、実際の記憶装置に対応していないファイルも数多く存在する。/dev/null など、/dev 配下のファイルや /proc や /sys 配下のファイルがそれに当たる。これらはユーザーからはファイルとしてアクセスできるが、実際にはOSのカーネル内のオブジェクトとして存在する仮想ファイルである。 ファイルを格納する電子媒体としては、磁気テープもある。他にも書き込み可能なコンパクトディスク、DVD、ZIP、USBメモリなどにも格納できる。
※この「ファイルの格納」の解説は、「ファイル (コンピュータ)」の解説の一部です。
「ファイルの格納」を含む「ファイル (コンピュータ)」の記事については、「ファイル (コンピュータ)」の概要を参照ください。
- ファイルの格納のページへのリンク