ファイルの保護
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 11:36 UTC 版)
「ファイル (コンピュータ)」の記事における「ファイルの保護」の解説
最近のコンピュータでは、ファイルを誤って(または故意に)書き換えたり削除したりといったことから保護する方法が備わっている。マルチユーザー環境では、ファイルパーミッションによって、誰がそのファイルを修正したり削除したり、あるいはファイルやフォルダーを作成したりできるかを規定している。これにより、特定のユーザーだけがファイルやフォルダーを作成したり修正したりできるよう設定したり、特定のユーザーだけが中身を読めるように設定したりできる。 もう1つの保護機構としてよく使われるのは、「リードオンリー」フラグを使う方法である。ファイルに対してこのフラグを立てると、ファイルの内容を読み込むことはできるが、書き換えることはできなくなる。これは変更されたり消去されたりすると困る重要な情報を保護するのに便利で、システムファイルなどの保護に使われる。システムによっては「隠し属性」フラグも持っていて、指定したファイルを(通常の手段では)見えないようにできる。これもユーザーに書き換えられると困るシステムファイルを隠すのに使われる。
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