ピーテル・シュート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/26 09:24 UTC 版)
ピーテル・ヘンドリック・シュート Pieter Hendrik Schoute |
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生誕 | ピーテル・ヘンドリック 1846年1月21日 ![]() |
死没 | 1913年4月18日(67歳没)![]() |
研究分野 | 幾何学 |
研究機関 | フローニンゲン大学 |
出身校 | デルフト工科大学 ライデン大学 |
プロジェクト:人物伝 |
ピーテル・ヘンドリック・シュート[1][2][注釈 1](蘭: Pieter Hendrik Schoute、1846年1月21日 - 1913年4月18日 )は、オランダの数学者。
経歴
ピーテル・ヘンドリックはディルク・シュート(Dirk Schoute、1790–1861)と Cornelia Oosterhuijs(1802–1875)の息子に生まれた。デーフェンテルのギムナジウムに通った後、1863年にデルフト工科大学、1867年にライデン大学で学んだ。 1870年6月22日、論文 Homographie (Homographien angewandt auf quadratische Flächen) で数学と自然科学の博士号を獲得した[4]。1871年からナイメーヘン、1874年からデン・ハーグのギムナジウムの教師 として働いた。1878年より、数学に関する書籍を出版した。1881年9月29日の De kegelsneden in de projectivische meetkunde の就任講演から、フローニンゲン大学の数学教授を務めた。担当した授業には解析幾何学、図法幾何学、高等幾何学があった。代数曲線、射影幾何学、多面体理論などを研究し、1895年にはアリシア・ブール・スコットと共同研究を行い、1900年以降にポリトープに関する著作物を共著した。
1898年から1913年まで Nieuw Archief voor Wiskunde 誌の編集者を務めた。1893年にはフランスの数学評論誌 Revue semestrielle des publications mathématiques の共同創刊者、編集者となった。1886年、オランダ王立芸術科学アカデミーの会員に選出され、オランダ獅子勲章を受け取った。1892年、フローニンゲン大学の Rektor(英: Rector)に任命された。
ヘルマン・シューベルトの要請を受けて Sammlung mathematischer Lehrbücher に数学の教科書を書き下ろした(1902年の Die linearen Räume 、1905年の Die Polytope など)。
日本の数学者菊池大麓に、遠藤利貞の数学史の書籍の翻訳を望み、林鶴一が翻訳を施した物を受け取った[2]。
ギムナジウムで働いていた時期の1872年4月3日、ザーンダムにてマティルデ・ペケルハーリンク(Mathilde Pekelharing、1846年3月11日、ザーンダム - 1930年10月11日、フローニンゲン)と結婚し6人の子を儲けた[5]。
シュートの定理
垂足三角形の向きの付いたブロカール角が一定になるような点の軌跡は円になる。このような円をシュート円といい[1]、シュート円はシュート共軸系(Schoute Coaxal System[6])と呼ばれる、外接円、ブロカール円などが含まれる共軸な円の集合に属している。これをシュートの定理という[7][8]。
著作
- Mehrdimensionale Geometrie. Erster Teil: Die linearen Räume G. J. Göschen, Leipzig, 1902
- Mehrdimensionale Geometrie. Zweiter Teil: Die Polytope G. J. Göschen, Leipzig, 1905
脚注
注釈
出典
- ^ a b るーしえ、こんふるーす 著、小倉金之助 訳『初等幾何学 第1巻 平面之部』山海堂書店、1913年、622頁。NDLJP:930885。
- ^ a b 『本朝數學通俗講演集』大日本図書、1908年、14頁。NDLJP:1085851。
- ^ 窪田忠彦『解析幾何学 第1巻』内田老鶴圃、1951年。NDLJP:1369946。
- ^ Pieter Schoute - Mathematics Genealogy Project
- ^ O'Connor, John J.; Robertson, Edmund F., “Pieter Hendrik Schoute”, MacTutor History of Mathematics archive, University of St Andrews.
- ^ Weisstein, Eric W. "Schoute Coaxal System". mathworld.wolfram.com (英語).
- ^ Weisstein, Eric W. "Schoute's Theorem". mathworld.wolfram.com (英語).
- ^ Johnson, Roger A. (1917). “Directed Angles and Inversion, With a Proof of Schoute's Theorem”. The American Mathematical Monthly 24 (7): 313–317. doi:10.2307/2973552. ISSN 0002-9890 .
参考文献
- Coxeter (1973). Regular Polytopes. Dover. p. 234. ISBN 0-486-61480-8
外部リンク
- O'Connor, John J.; Robertson, Edmund F., “Pieter Hendrik Schoute”, MacTutor History of Mathematics archive, University of St Andrews.
- Pieter Hendrik Schoute オランダ科学アカデミー入会について。
- Pieter Hendrik Schoute zbMATH.
- ピーテル・シュートのページへのリンク