ピラミッド・テキストの登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 09:11 UTC 版)
「古代エジプトの宗教」の記事における「ピラミッド・テキストの登場」の解説
詳細は「ピラミッド・テキスト」を参照 第5王朝や、それに続く時代の王たちの墓は、前の時代に比べて、質が落ちることとなった。そのため彼らは天界へ入るために呪力に頼ることが多くなった。「ピラミッド・テキスト」として知られる呪文が、ピラミッド内部の壁に初めて刻されるようになったのは、第5王朝になってからである。 また、このテキストの中で、古王国時代末にオシリス信仰が起こり、今に知られている冥界の神としての形が出来上がったことを見ることができる。 ピラミッド・テキストから発展したものが、後の時代にみられる。中王国時代には、テキストは、貴族たちの棺にも刻されていた(これは、今日、コフィン・テキストとして知られている)。そして、これらのテキストは、テーベの死者の書の基礎をなすものとなった。
※この「ピラミッド・テキストの登場」の解説は、「古代エジプトの宗教」の解説の一部です。
「ピラミッド・テキストの登場」を含む「古代エジプトの宗教」の記事については、「古代エジプトの宗教」の概要を参照ください。
- ピラミッド・テキストの登場のページへのリンク