ピクセルパーフェクト方式(pixel perfect collision detectionまたはper-pixel collision detection, PPCD)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/13 13:05 UTC 版)
「衝突判定」の記事における「ピクセルパーフェクト方式(pixel perfect collision detectionまたはper-pixel collision detection, PPCD)」の解説
2Dゲームにおいて、ピクセル単位で衝突判定を取る方式。スプライト画像をベースとする衝突判定の方式なのでimage-based collision detectionともいう。1980年代頃までの8bit機ではスプライトの表示位置ごとの衝突判定を取ることしかできなかったが(当時のスプライトの大きさは基本的に8x8であったため、8ドット単位の衝突判定になった)、この方式を用いることで、1ドット単位の衝突判定が可能になる。 MSX2(1985年発売)の「スプライトモード2」ではハードウェアの支援が得られることがウリの一つであった。ハードウェアの支援が得られないハードにおいてソフトウェアベースでピクセルパーフェクトを実現する方式がいくつかあるが、現代においてこれをソフトウェアで実装するには、基本的には複数のヒットボックスを組み合わせて衝突判定を取る方式が用いられる。そもそも現代の2Dゲームエンジンでは8bit機時代のようなスプライト機能をソフトウェア上で擬似的に実装しているだけであるので、現代のハードウェアの性能をもってすれば、ソフトウェアベースでピクセルパーフェクトを実装することは特に困難ではない。
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