ビルマ文字との違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 14:22 UTC 版)
いくつかの文字(ဨ e; ၚ ṅa; ၛ jha)や母音記号はビルマ文字と字形が大きく異なっている。また、ビルマ語にない両唇入破音の文字がある(ၜ ḅa /ɓaʔ/ および ၝ /ɓɛ̀ʔ/。歯茎入破音 /ɗ/ にはそり舌音のための文字 ဍ ḍa を流用する)。 ビルマ語と異なってモン語は声調を持たないため、声調表記を必要としない。現代モン語では古い有声子音が無声化し、それにともなって低い息もれ声の発声を持つようになったが、正書法は無声化する前の発音を反映しているため、実際には有声子音が書かれている場合は息もれ声で発音される。有声子音は母音の音価にも影響し、母音記号がついていない場合は無声子音の場合 /aʔ/ が、有声子音の場合 /ɛ̀ʔ/ が後続する。 モン文字は語頭に豊富な子音結合を持つが、必ずしもそれら全てが現実に子音結合として発音されるわけではない(参照: モン語#音韻論)。
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