ヒ化鉱からの回収
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/02 15:36 UTC 版)
ヒ素を含んだ精鉱は、流動床炉で焙焼し、60から70%のヒ素を五酸化ヒ素(As2O5)として除去する。焼鉱は、塩酸と塩素、または、硫酸によって浸出され、湿式製錬法により不純物を除去する。コバルトは電解または炭酸化沈殿により回収される。塩酸により浸出した場合には、メタキシレン中でアラミン336を使って溶媒抽出する。コバルト浸出させるために、dialkylphosphinic acidを用いることもできる。炭酸コバルト(CoCO3)は400℃以上でか焼すると分解して炭酸ガス(CO2)と酸化コバルト(II)(CoO)となり、上述したような酸化精鉱と同様に製錬される。
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