ヒンドゥー教の巡礼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 13:10 UTC 版)
ハリドワールのクンブ・メーラ。ガンジス河を訪れて沐浴する ケーダールナートの巡礼者たち ヒンドゥー教で聖地をティールタ(तीर्थ tīrtha)と呼び、山や川、高名なリシの住居などが巡礼の対象となる。 ヴァーラーナシーのガートはもっとも有名であり、聖なるガンジス河で沐浴をする。ヴァーラーナシーはヒンドゥー教徒にとってもっとも重要な7つの聖都(サプタプリー)のひとつである。サプタプリーの他の6つはアヨーディヤー、マトゥラー、ハリドワール、カーンチープラム、ウッジャイン、ドワールカーである。 インドの東西南北4端にある巡礼地をチャールダーム(英語版)と呼んで重視する。伝説によると、8世紀のシャンカラがこの4つの巡礼地をまわって寺院を建設したと伝える。チャールダームは北のバドリーナート、南のラーメーシュワラム、東のプリー、西のドワールカーがある。4つの巡礼地は遠く離れているためにすべてを巡礼するのは困難だが、多くのヒンドゥー教徒は一生に一度はこの4か所を巡りたいと望んでいる。より容易な巡礼地としてチョーターチャールダーム(英語版)があり、ヒマラヤ地方のヤムノートリー(ヤムナー川の水源とされる)、ガンゴートリー(ガンジス川の水源とされる)、ケーダールナート、バドリーナートを巡る。 クンブ・メーラを行うプラヤーグ(イラーハーバード)、ハリドワール、ナーシク、ウッジャインの4か所も重要な巡礼地である。
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