ヒンデンブルク (巡洋戦艦)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ヒンデンブルク (巡洋戦艦)の意味・解説 

ヒンデンブルク (巡洋戦艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/25 13:41 UTC 版)

艦歴
発注: ヴィルヘルムスハーフェン造船所
起工: 1913年10月1日
進水: 1915年8月1日
就役: 1917年5月10日
退役:
その後: 1919年6月21日にスカパ・フローで自沈
1930年浮揚、1932年解体
除籍: 1919年
性能諸元
排水量: 常備:26,947トン、満載:31,200トン
全長: 212.8m
全幅: 29m
吃水: 9.43m
機関: 海軍式石炭・重油混焼水管缶18基+直結タービン(高速2基・低速2基)4軸推進
最大出力: 72,000hp(公試時:95,777 hp)
最大速力: 27ノット
航続距離: 6,100海里(12ノット時)
燃料: 石炭:3,700トン、重油:1,000海里
乗員: 平時:1,038名(士官44名)
戦時:1,390名
兵装: SK L/50 30.5cm(50口径)連装砲 4基8門
SK L/45 15cm(45口径)単装速射砲 14門
SK L/45 88mm(45口径)単装高角砲 8門
50cm水中魚雷発射管 単装4門
装甲: 舷側:300mm(水線最厚部)
甲板:30mm(主甲板)、30mm(最上甲板)
ターレット:270mm(甲板上部)

ヒンデンブルク (SMS Hindenburg) は、第一次世界大戦時のドイツ帝国海軍巡洋戦艦で、デアフリンガー級巡洋戦艦の3番艦である。艦名はパウル・フォン・ヒンデンブルクにちなむ。

艦歴

フォン・ヒンデンブルクは本艦建造時、大将の最終階級で退役していた(後に上級大将として復帰)。

本艦は艤装に2年もの時間がかけられたが、その間に姉妹艦では単棒檣であった前檣を、強固な三脚檣に改め頂上部に射撃指揮所を設け、主砲仰角も16度に上げる改造を施し遠距離砲戦に耐えるようにした。しかし、艦隊に編入されたのは大勢の決した1917年10月末頃であった。

就役後2回の出撃を行っており、最初は1917年11月17日北海西部、2回目は1918年4月23日ノルウェー沿岸に向けたものだった。

ドイツ敗戦後の、1919年5月7日に発表されたヴェルサイユ講和条約案は、抑留中の全艦艇を連合国に引き渡すこととしたものであった。これにより本艦も、他の4隻の巡洋戦艦、11隻の弩級戦艦・超弩級戦艦、8隻の巡洋艦、48隻の駆逐艦とともにスカパ・フローに抑留された。

自沈したヒンデンブルク

同年6月21日に、フォン・ロイター提督は英国の監視船が訓練のために出航した隙を狙い、艦隊が英国の手に落ちるのを妨げるべく、全ての抑留されたドイツ艦艇を沈める命令を下した結果、53隻の軍艦がスカパ・フローに没した。そして、ヒンデンブルクはその中で沈んだ最後の艦であった。

沈没したヒンデンブルクは1930年に引き上げられたが、解体されたのは1932年のことであった。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヒンデンブルク (巡洋戦艦)」の関連用語

ヒンデンブルク (巡洋戦艦)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヒンデンブルク (巡洋戦艦)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヒンデンブルク (巡洋戦艦) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS