パンクチャド畳み込み符号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/12 10:06 UTC 版)
「畳み込み符号」の記事における「パンクチャド畳み込み符号」の解説
パンクチャリング(puncturing)とは、基本となる 1/2 レートの符号から m/n のレートの符号を作る技法である。これは、エンコーダの出力の一部ビットを削除することでなされる。削除されるビットは「パンクチャリング行列; puncturing matrix」によって決定される。次に示すパンクチャリング行列は最もよく使われているものである。なお、自由距離は、NASA で使われている k=7 の畳み込み符号の場合である。 符号レート パンクチャリング行列 自由距離 1/2(No perf.) 1 1 10 2/3 1 0 1 1 6 3/4 1 0 1 1 1 0 5 5/6 1 0 1 0 1 1 1 0 1 0 4 7/8 1 0 0 0 1 0 1 1 1 1 1 0 1 0 3 例えば上の表にある行列を使って、レート 2/3 の符号を作る場合、第一出力の2つ目の出力ビットと第二出力の全ビットを出力とする。ビットの転送の順序は、それぞれの通信標準によって定義される。 パンクチャド畳み込み符号は通信衛星でよく使われており、例えば、インテルサットやデジタルビデオブロードキャスティングで使われている。 パンクチャド畳み込み符号は「perforated; 穴あき」とも呼ばれる。
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