パリのバンリュー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 14:59 UTC 版)
パリのバンリューはいくつかのエリアに分けられる。北東部は、都市が集中した古くからの工業地帯で労働者が多く暮らす。セーヌ=サン=ドニ県、ヴァル=ド=マルヌ県がこれにあたる。西部は全般的に人口が少なく、ビジネス・センターであるラ・デファンスも含まれる。南東部は住民層が均質でない。パリに近い多くのコミューンは、『騒ぎが起きやすい』バンリューだとみなされている(バニュー、マラコフ、カシャン、フレンヌ、マシーなど)。その中に、評判がまだ良い住宅地であるコミューンが散在している(ヴェリエール=ル=ビュイッソン、シャトネ=マラブリー、アントニー、フォントネー=オー=ローズ、ソーなど)。 さらに遠く離れたパリ南部のバンリューは2つのエリアに分けられる。一方がセーヌ川に面した、労働人口が集まった場所で、イヴリーヌ県の都市(シャントルー=レ=ヴィーニュ、サルトルーヴィル、レ・ミュロー、マント=ラ=ジョリー、ポワシー、アシェール、リメー、トラップ、オーベルジャンヴィルなど)やエソンヌ県の都市(エヴリー、クールクーロンヌ、グリニー、コルベイユ=エソンヌ、フルーリ=メロジスなど)がこれにあたる。一方で、高所得者が集まるバンリューもある(ビエーヴル川谷やシュヴルーズ)。
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