パティ_(犬種)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > パティ_(犬種)の意味・解説 

パティ (犬種)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/10/28 11:53 UTC 版)

パティ(英:Patti)は、インド原産の希少な護畜用犬種である。タミル族によってのみ飼育されている。

目次

歴史

生い立ち等については不明であるが、古くからタミル族の飼いによって飼育されてきた犬種である。主に羊を野獣から守る護畜犬として働いているが、家の見張りや猟犬としても使われている。使役内容が隣国アフガニスタンポウインダー・ドッグと同じであるため、この2犬種は何らかの関連がある可能性が高い。

タミル族以外には飼育されておらず、近年交雑化の進行により絶滅の危機に瀕している。保存会はあるが、規模があまり大きくないため、犬種の滅亡が危惧されている。現在はインド国内で自国の犬の良さを見直そうという活動が活発に行われており、パティも他のインド原産犬種と共に注目を集めている。インドでは民族などが多い分 原産犬種も多いが、その多くはパティと同じく絶滅寸前の希少犬種である。これらの保存を積極的に行い、インドからもFCI公認犬種を出すための努力がなされている最中である。

特徴

サイトハウンドのような体型をしたパリア犬である。しかし、ややもすると日本で生息している野良犬に見えないこともない。マズル・首・脚・同・尾は長く、マズルの先はややふくらんでいる。頭部は丸みを帯びていて、筋肉質の引き締まった体系をしている。耳は大きな立ち耳で、尾は垂れ尾若しくはサーベル形の垂れ尾。コートはショートコートで、毛色は茶系のものやブラック、ブラック・アンド・タンなど。中型犬サイズで、性格は忠実で勇敢、警戒心が強い。運動量はとても多く、インドの気候に適応していて、熱さにも寒さにも強い(ただし、極端な酷暑や厳寒には耐えられない)。

参考文献

  • 『デズモンド・モリスの犬種事典』デズモンド・モリス著書、福山英也、大木卓訳 誠文堂新光社、2007年

関連項目

外部リンク

  • パティの写真(フィッシャー)[1] 

「パティ (犬種)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「パティ_(犬種)」の関連用語

パティ_(犬種)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



パティ_(犬種)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのパティ (犬種) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS