バードの覚書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/13 02:14 UTC 版)
海軍次官の役職を退く意志を持っていた委員の一人、ラルフ・バードは6月27日、委員会のこの結論に反対する覚書をハリソンを仲介としてスティムソン議長へと送っている。 この覚書では「偉大な人道主義的国家としてのアメリカ合衆国の地位、そして一般に我ら人民の公明正大な態度」を主な理由として「〔原爆が〕使われるのに先立ち、例えばその2日か3日前に、日本は事前の警告を受けるべきだ」とし、さらに日本が降伏の仲介の場を模索しているかもしれないとして慎重な対応を求めている。 この覚書をトルーマンが目にしたかどうかは不明であるが、バードは海軍次官を辞任した直後の7月1日トルーマンに面会して、その持論を展開している。
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