バート・キャメロンとは? わかりやすく解説

バート・キャメロン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/08 04:47 UTC 版)

バート・キャメロン
選手情報
フルネーム バートランド・キャメロン
愛称 バート
国籍 ジャマイカ
種目 短距離走
生年月日 (1959-11-16) 1959年11月16日(64歳)
生誕地 スパニッシュ・タウン
身長 185cm
体重 80kg
自己ベスト 400m : 44秒50 (1988年)
獲得メダル
ジャマイカ
陸上競技
オリンピック
1988 ソウル 男子 4×400mR
世界陸上競技選手権大会
1983 ヘルシンキ 男子 400 m
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バートランド・キャメロン(Bertland Cameron、1959年11月16日 - )は、ジャマイカの陸上競技選手。1980年代に400mを中心に活躍した男子短距離選手。1988年ソウルオリンピックの銀メダリストである。スパニッシュ・タウン出身。通称バート(Bert)。

経歴

キャメロンは、1980年モスクワオリンピックでは400mに出場し、二次予選どまりであったものの、1982年のコモンウェルスゲームズでは、45秒89の記録で、モスクワ大会でこの種目の銀メダリストであるオーストラリアリック・ミッチェルを破り金メダルを獲得した。

1983年の第1回の世界選手権では、45秒05で、アメリカのマイケル・フランクス、サンダー・ニックスらをおさえて、初代世界チャンピオンに輝いた。4×400mRでは、キャメロン抜きで予選に出場し予選落ちしたためキャメロンの出場する機会はなかった。

1984年ロサンゼルスオリンピックでは、準決勝を勝ち上がり決勝に進出したものの、決勝を棄権している。1987年の世界選手権では、400mと4×400mRに出場。400mは準決勝で敗退。4×400mRは決勝に進出したものの6位に終わっている。なお、この大会では開会式でジャマイカ選手団の旗手を務めた。

3大会連続となる1988年ソウルオリンピックでも400mと4×400mRに出場。400mは準決勝で44秒50の自己ベストを出し決勝進出を果たす。しかし決勝では44秒94とタイムを落とし、6位に終わった。そして、キャメロンにとってオリンピック最後の種目となった4×400mRでは、アンカーを務め、世界タイ記録を出したアメリカから4秒以上も離されたものの、3位の西ドイツらをおさえ3分00秒30で銅メダルを獲得した。

自己ベスト

  • 400m - 44秒50 (1988年)

主な実績

大会 場所 種目 結果 記録
1978 コモンウェルスゲームズ エドモントン(カナダ) 400m 6位(qf) 47秒20
1978 コモンウェルスゲームズ エドモントン(カナダ) 4×400mR 2位 3分04秒00
1980 オリンピック モスクワ(ソビエト連邦) 400m 6位(qf) 47秒31
1980 オリンピック モスクワ(ソビエト連邦) 4×400mR -(q) DNF
1981 IAAFワールドカップ ローマ(イタリア) 400m 3位 45秒27
1982 コモンウェルスゲームズ ブリズベン(オーストラリア) 400m 1位 45秒89
1983 世界陸上競技選手権大会 ヘルシンキ(フィンランド) 400m 1位 45秒05
1984 オリンピック ロサンゼルス(アメリカ合衆国) 400m - DNS
1987 パンアメリカン競技大会 インディアナポリス(アメリカ合衆国) 400m 2位 44秒72
1987 世界陸上競技選手権大会 ローマ(イタリア) 400m 6位(sf) 45秒19
1987 世界陸上競技選手権大会 ローマ(イタリア) 4×400mR 6位 3分04秒53
1988 オリンピック ソウル韓国 400m 6位 44秒94
1988 オリンピック ソウル(韓国) 4×400mR 2位 3分00秒30
  • sfは準決勝、qfは二次予選、qは予選

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