バロック様式の会食堂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/20 22:25 UTC 版)
「パンノンハルマの大修道院」の記事における「バロック様式の会食堂」の解説
18世紀に、修道院長Benedek Sajghóは、カルメル会修道士Atanáz Márton Witwerに、修道院のバロック的な要素をデザインするよう命じた。二階建ての建物や長方形のホールは、おそらく1720年代のものである。 セッコ画の技法が用いられた壁画は、スイスの芸術家で後にヴェネツィアに住んだダヴィデ・アントニオ・フォッサティ(Davide Antonio Fossati)によって、1728年から1730年に描かれたものである。天井のセッコ画は聖王イシュトヴァーンを神格化したものである。側壁には聖書などに題材をとった6つの場面が描かれている。十字架のイエスに酢が差し出された場面、砂漠でのイエスへの誘惑、ライオンの洞窟に身を置くダニエル、ベルシャツァル王の宴、洗礼者ヨハネの斬首、そしてベネディクトゥスの生涯の一場面で、いずれも「食べること」「飲むこと」などに関わりのある場面になっている。
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