ベースボールチョーク
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/18 13:00 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ベースボールチョークは柔道、ブラジリアン柔術の野球のバットのグリップを握る様な形で相手の頸部への絞技である。東北大学柔道部に大正14年生れの本多穀児によって伝えられた片十字絞の一種バット絞(ばっとじめ)(作新絞<さくしんじめ>)が日本以外に渡った際、ベースボールバットチョークと呼ばれ、野球(ベースボール)について詳しい人が少ないブラジルで「ベースボールチョーク」と呼ばれるようになった[1]。ブラジリアン柔術などで片十字絞以外のラペラ(上裾)を使った絞め技や裸絞の変化技山固めにも発展する。日本に逆輸入され野球絞め(やきゅうじめ)[2]とも呼ばれた。
バット絞
バット絞(ばっとじめ)は左手で相手の襟の右側、右手で相手の襟の左側を両腕を交差させずに片方は順手、もう一方は逆手で持ったのち、相手に側面や背を向けたり崩上四方固になるなどで両腕を交差させ絞めるベースボールチョーク、片十字絞。様々なバリエーションが存在する。
ラペラを使ったベースボールチョーク
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受の右からの袈裟固系の抑え込みなどから右前腕部を受の喉付近に当て左腕を受の後頭部下を通して、取または受の上衣の裾(ラペラ)をバットのグリップにみたて、両手で握り絞めるベースボールチョーク。裾は受の首に特に当てない。両手で裾を持つがバットの様に握らない場合はブラボーチョークである。この技もブラボーチョークに分類される場合もある。
出典
- ^ 木村昌彦、射手矢岬、中村良夫、中村文彦『寝業の傅統』三恵社、2015年2月2日(原著2013年7月1日)、第2版、77-78頁。ISBN 978-4-86487-108-2。「バット絞」
- ^ 『青木真也の柔道&柔術入門』晋遊舎、日本、2013年2月23日。 ISBN 978-4-86391-746-0。「ベースボールチョーク」
バット絞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 08:46 UTC 版)
バット絞(バットじめ)は右手で相手の左襟を左手で相手の右襟を持つ片十字絞。東北大学柔道部に大正14年生れの本多穀児によって伝えられた絞技。野球のバットのグリップを握る様な両手の形で相手の頸部を絞める技。両手で相手の襟を持つ。左手で相手の襟の右側、右手で相手の襟の左側を両腕を交差させずに持つ。片方は順手、もう一方は逆手で持つ。相手に側面や背を向けたり崩上四方固になるなどで両腕を交差させ、片十字絞で絞める。 書籍『寝業の傅統』(三恵社)にはガードポジションからや横四方固で抑え込まれそうになった時の下からのバット絞も掲載されている。映像作品『講道館柔道 固技 分類と名称』(講道館出版、NHKサービスセンター)では立ち姿勢から横分の様に身を捨ててのバット絞が取り上げられている。 柔道、ブラジリアン柔術など着衣格闘技で用いられる。別名作新絞(さくしんじめ)。海外柔道界やブラジリアン柔術界での別名ベースボールバットチョーク、ベースボールチョーク、野球絞め(やきゅうじめ)。ブラジリアン柔術ではベースボールチョークとして片十字絞以外のバリエーションにも発展している。 「ベースボールチョーク」も参照
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