バクロフェン髄腔内持続投与療法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 02:08 UTC 版)
「バクロフェン」の記事における「バクロフェン髄腔内持続投与療法」の解説
適応症: 脳脊髄疾患に由来する重度の痙性麻痺(既存治療で効果不十分な場合に限る) 経口投与では中枢神経系への移行性が不十分であるため、埋込み式ポンプを用いたITB(Intrathecal Baclofen;髄腔内バクロフェン投与)療法が2006年承認された。2007年1月からは小児への適応も認められた。 患者に対してまずはスクリーニングトライアルを行い、少量のバクロフェンを腰椎穿刺により髄腔内に投与する。これにより痙縮の改善が得られれば、その後にポンプとカテーテルの埋込術を施行する。 ポンプ埋込後も、ポンプの流量やポンプに注入する薬液の濃度変更で、症状に応じた適切な投与量の調節が可能である。
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