バイオレット
バイオレットとは植物のスミレのことだが、自然のもつやさしさ、親しみやすさから選んだ。1973年1月に新登場。型式名710は通常ならば、610ブルーバードの次モデルのはずだが、実際には610(71年8月登場)の販売期間中に誕生した。車格としてはブルーバードの1ランク下にあたり、ホイールベース2450mmはブルーバード1.8の2500mmより短く、全長4120mmも1.8の4215mmより短い。エンジンは1.4Lと1.6Lのガソリンで後輪駆動。ボディタイプは2ドア、4ドアセダンと2ドアハードトップがあった。
77年5月、フルモデルチェンジ、2代目に。ボディバリエーションは4ドアセダンと、オープンバックと呼ぶファーストバックスタイルの3ドアハッチバック車の2本立てとなった。エンジンの排気量は初代と同じ。
80年4月、5ドアハッチバック車を追加発売した。エンジンの種類は変わらなかった。
81年6月、フルモデルチェンジ、バイオレットリベルタのネーミングになった。4ドアセダンと5ドアハッチバック車があり、エンジンは1.6Lと1.8L。駆動方式はFFに変わった。しかし、3代目は1年の命、82年6月には生産を終えた。リベルタというサブネームは、ターゲットユーザーである二ューファミリー層を象徴し、イタリア語で自由・独立の意味をもっていた。
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