バイオレット (たばこ)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > バイオレット (たばこ)の意味・解説 

バイオレット (たばこ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/07 14:29 UTC 版)

バイオレットViolet)は、日本たばこ産業(JT)が沖縄県向けに製造・販売していた紙巻きたばこの銘柄である。

フィルター付き。

たばこ税の分類上は旧3級品にあたる。ブランド名そのままの紫色のパッケージと手書き風の英字ロゴが特徴。ソフトパックである。

概要

琉球煙草の広告(『オキナワグラフ』1961年2月号掲載)。中央のケースが「バイオレット」

米軍統治時代、沖縄においては琉球煙草、オリエンタル煙草、沖縄煙草産業の三民間会社が煙草の販売をしており、「バイオレット」はそのうち琉球煙草の製品として、1959年に販売が開始されたものである。

沖縄返還によって、沖縄においても煙草の専売制が敷かれることとなったが、琉球煙草が製造していた「バイオレット」は「うるま」(1960年販売開始)とともに日本専売公社へ製造が引き継がれた。なおこの時、オリエンタル煙草の「ハイトーン」と「ロン」も継承されたが、ともに現在では製造が行われていない。

「旧3級品」に設けられているたばこ税の軽減措置が2016年4月以降、段階的に縮小・廃止されるために値上げされ、2018年4月1日より一箱350円となる。封緘紙のデザインは「ハイライト」と共有している。2018年12月以降、在庫完売をもって終売とすることが発表された[1]

製品一覧

販売終了製品

製品名 発売年月日 廃止年月 価格 本数 タール ニコチン 販売地域 備考
バイオレット 1972年5月15日 2018年12月 350円 20本 17mg 1.2mg 沖縄県 沖縄返還前は琉球煙草の製造販売

※発売年月日は旧専売公社としての発売日

脚注

  1. ^ 紙巻たばこ10銘柄の廃止について 日本たばこ産業、2018年10月9日(2018年11月10日閲覧)。

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「バイオレット (たばこ)」の関連用語

バイオレット (たばこ)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



バイオレット (たばこ)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのバイオレット (たばこ) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS