ハーディ・ガーディと呼ばれる別の楽器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 16:42 UTC 版)
「ハーディ・ガーディ」の記事における「ハーディ・ガーディと呼ばれる別の楽器」の解説
18世紀には「ハーディ・ガーディ」という名称は、手回しオルガンにも用いられていた。手回しオルガンはオルガンのパイプを持ったクランクで操作する箱型の楽器で、ピンを打ち込んだ筒が回ってあらかじめ設定したとおりの音が鳴り、貧しい大道芸人(辻音楽師)が多く演奏した。手回しオルガンに必要な操作はクランクを回すことだけで、音楽はピンを打ち込んだ筒、あるいは穴の空いた紙ロール、最近では電子モジュールによって自動的に演奏できる。 「ハーディ・ガーディ」という名称にまつわるこのような混乱は英語、またそれを取り入れている日本語などの言語に限られたものであるが、ドイツ語やハンガリー語でも現代人にとってハーディ・ガーディになじみがなくなっているために、同種の混乱は見られる。フランス語では手回しオルガンは Orgue de Barbarie (バーバリー・オルガン)と呼び、ドイツ語では Drehorgel (いんちきオルガン)と呼ぶ。
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