ハーディ・ワインベルク平衡検定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 15:12 UTC 版)
「ハーディー・ワインベルクの法則」の記事における「ハーディ・ワインベルク平衡検定」の解説
遺伝統計学の相関解析等では、 ハーディ・ワインベルク平衡(以下 HWE)の適合度検定は集団の階層化や近親交配、淘汰などの有無の確認に用いられる。この適合度検定はピアソンのカイ二乗テストで行うのが一般的で、観測された遺伝子型の頻度と、HWEが成立していると仮定した場合の遺伝子型頻度の期待値を用いて検定する。しかし、サンプル数が少なかったり、たくさんの対立遺伝子が存在している場合には遺伝子型の頻度が0やそれに近いもの多くなってしまい、カイ二乗分布があてはめられないケースもある。そのような場合にはフィッシャーの正確確率検定のような計算を行う必要がある。その場合には考慮すべき組み合わせが大量になる(表2が大きくなる)場合もあることから、最近ではMCMCを用いた手法も提案されている(Guo & Thompson, 1992; Wigginton et al. 2005)。
※この「ハーディ・ワインベルク平衡検定」の解説は、「ハーディー・ワインベルクの法則」の解説の一部です。
「ハーディ・ワインベルク平衡検定」を含む「ハーディー・ワインベルクの法則」の記事については、「ハーディー・ワインベルクの法則」の概要を参照ください。
- ハーディ・ワインベルク平衡検定のページへのリンク