ハント最後の勝利
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 05:28 UTC 版)
「1977年日本グランプリ (4輪)」の記事における「ハント最後の勝利」の解説
独走するハントの後方では2位以下が互いに順位を入替え、見応えのある攻防を展開した。中盤まで2位、3位を走行していたマスとワトソンはマシントラブルで相次いで消え、シェクターはタイヤトラブルでピットイン。弱小エンサインに乗るレガッツォーニが2位に浮上するが、健闘及ばず44周目にエンジントラブルで脱落した。後方から追い上げたラフィットが2位に浮上するも、最終ラップに燃料切れでストップ。これでカルロス・ロイテマン(フェラーリ)が2位、パトリック・デパイユ(ティレル)が3位に繰り上がった。ハントは全周回ラップリーダーのまま、2位以下を1分近く離して優勝した。ハントにとってはこれがF1最後の勝利となった。 ピットでマシンから降りたハントはやおら私服に着替え、「今夜のフライトで帰国する。渋滞にはまりたくない」と言い残して帰ってしまった。2位のロイテマンも同じ行動をとったため、表彰台には3位のドゥパイエとフェラーリのメカニックしか上がらないという締まらない幕引きとなった。 日本勢最高位は高橋(ティレル)の9位。星野(コジマ)はタイヤのマッチングに苦しみ、2周遅れの11位に終わった。
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