ハルビンの人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 20:16 UTC 版)
ミリューコフ ソ連からの亡命者。新疆の伊寧でウムボルトの父である深見圭介が接触していた相手。何らかの秘密を知っていたが、何者かによって毒殺される。殺害方法はソ連内務人民委員部(NKVD)の常套手段だが、辻政信が殺害した可能性もある。 ワシリー・カバルスキー ハルビンユダヤ人民会評議員。辻らの推し進めるトロツキー計画について、ソ連在住のユダヤ人同胞の立場をさらに危うくするものと危険視し、ベラロッテを利用して阻止しようとする。1939年1月、何者かによって殺害され水死体として発見される。 ベラロッテ ユダヤ人民会の工作員でソ連とのつながりもある。スターリン主義者。ウムボルトを拉致し、「ハバロフスクの人民裁判所にて人民の敵・トロツキーの犯罪性および彼と日本軍との関係を証言するように」と迫るも、ジャムツの率いる抗日聯軍に阻まれて失敗する。その後は聯軍と行動をともにし、ジャムツと関係を持っていたが、その一方で関東軍の辻参謀の動向を探り、日本の軍事行動が近いという情報を掴むと、「満州国も、抗日ゲリラも巨大な歴史の歯車が押しつぶす」と告げて彼らの下を去っていった。
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