ハリサウルス・アランボウルギ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/24 02:20 UTC 版)
「ハリサウルス」の記事における「ハリサウルス・アランボウルギ」の解説
ハリサウルス・アランボウルギは「アランブールの海トカゲ」を意味し、北アメリカと中東の脊椎動物化石を研究したカミーユ・アランブール (Camille Arambourg) 教授を称えたものである。 ハリサウルス・プラティスポンディルスと同様にハリサウルス・アランボウルギはマーストリヒチアン後期に生息していたが、化石は北アメリカと中東から発見されている。タイプ標本 MNHN PMC 14 は、モロッコ中央部 Khouribga 付近の Grand Daoui から出土した、バラバラになった頭骨と27個の繋がった脊椎を含む不完全な骨格である。 ハリサウルス・アランボウルギの化石にはハリサウルス・プラティスポンディルスから区別される明瞭な特徴が複数確認されており、外鼻孔の構造(前方でV字型、後方でU字型)や方形骨の形状(縦に楕円形の刻み目が存在する)、前頭骨の前方の隆起の存在がそれにあたる。翼状骨の歯はハリサウルス・プラティスポンディルスよりも3本多い12本である。
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