ノルベルト・ブルグミュラーとは? わかりやすく解説

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ノルベルト・ブルグミュラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/04 06:00 UTC 版)

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ノルベルト・ブルクミュラー
Norbert Burgmüller
基本情報
生誕 (1810-02-08) 1810年2月8日
ライン同盟
ベルク大公国 デュッセルドルフ
出身地 ドイツ
死没 (1836-05-07) 1836年5月7日(26歳没)
 プロイセン王国 アーヘン
ジャンル クラシック音楽
職業 作曲家

アウグスト・ヨーゼフ・ノルベルト・ブルクミュラーAugust Joseph Norbert Burgmüller, 1810年2月8日 デュッセルドルフ - 1836年5月7日 アーヘン[1])は、ドイツ作曲家ヨハン・アウグスト・フランツ・ブルクミュラー英語版(後にデュッセルドルフ市音楽監督)の次男。日本で教則本で有名なヨハン・フリートリッヒ・フランツはノルベルトの兄。

生涯

有名な学長で、ニーダーライン音楽祭英語版の創始者として知られる父フランツに教えを受けた[2]。幼少より音楽の才能を顕わし、1826年から1831年までカッセルモーリッツ・ハウプトマンルイ・シュポーアに作曲を学んだ[1]。定職に就くことなく音楽家仲間の中で生活したが、26歳で急死。療養先のアーヘンで入浴中に、てんかん発作を起こしたことによる溺死だった。

メンデルスゾーンの葬送行進曲 Op.103は、ノルベルトのために作られた曲である。また、シューマンは「シューベルト(31歳で死去)の早世以来、ブルグミュラーの早世ほど悲しいことはない」と語り、ノルベルトの早過ぎた死を悼んでいる。シューマンは、第3楽章まで作曲中だったノルベルトの『交響曲第2番』を補筆している。

主要作品

※()内は作曲年を示す。また、作品番号はあくまで出版の際につけられた番号で、作曲された順番を示すものではない。

オーケストラ作品

  • 交響曲第1番 ハ短調 op.2 (1831-33)
  • 交響曲第2番 ニ長調 op.11 (1834/35、シューマン補筆完成、第3楽章まで)
  • 序曲 ヘ短調 op.5 (1825)
  • 4つの間奏曲 op.17 (1827/28)

協奏曲

  • ピアノ協奏曲 嬰ヘ短調 op.1 (1828/29)

室内楽曲

  • 弦楽四重奏曲第1番 ニ短調 op.4 (1825)
  • 弦楽四重奏曲第2番 ニ短調 op.7 (1825/26)
  • 弦楽四重奏曲第3番 変イ長調 op.9 (1826)
  • 弦楽四重奏曲第4番 イ短調 op.14 (1835)
  • クラリネットとピアノのための二重奏曲 変ホ長調 op.15 (1834)

ピアノ曲

  • ソナタ ヘ短調 op.8 (1826)
  • ワルツ 変ホ長調 (1827)
  • マズルカ ホ調
  • ポロネーズ ヘ長調 op.16 (1832)
  • ラプソディ ロ短調 op.13 (1834)

歌曲

  • 6つの歌 op.3
  • 5つの歌曲 op.6
  • 5つの歌 op.10 (第4曲の作詩も担当)
  • 5つの歌曲 op.12

脚注

  1. ^ a b Grove Music Online 2001.
  2. ^ 『人物学習辞典4巻トラ~ホン』昭和61年3月3日、発行人・児山敬一、330頁

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