ノルドールの悲劇のはじまり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/12 08:50 UTC 版)
「インディス」の記事における「ノルドールの悲劇のはじまり」の解説
フィンウェの最初の妻ミーリエルは、息子フェアノールを産むと心身ともに疲れ、ローリエンの庭に横たわり、この世を去った。フィンウェは二人目の妻インディスを娶り、二人の息子フィンゴルフィンとフィナルフィン、二人の娘フィンディスとイリメのが生じた。フェアノールはこのことを好まず、インディスとその子供たちを嫌った。フェアノールとフィンゴルフィンは、メルコールの虚言もあって対立した。この対立からフェアノールの自分の一党以外のエルダールへの愛を減じ、ヴァラールへの不信は深まっていった。メルコールによってフィンウェが殺されシルマリルが盗まれると、フェアノールとフェアノールの息子たちは、「フェアノールの誓言」と呼ばれるおそろしい誓いをたて、同族殺しを繰り返すことになる。もしミーリエルが世を去らなければ、フィンウェがインディスを娶らなければ、そしてまたフィンゴルフィンが生まれなければ、フェアノールがここまで駆り立てられることはなかったのかもしれない。 インディスはフィンウェの死後、娘のフィンディスとともにヴァンヤールのもとへ帰っていった。
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ノルドールの悲劇のはじまり
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「フィンウェ」の記事における「ノルドールの悲劇のはじまり」の解説
フィンウェの最初の妻ミーリエルは、息子フェアノールを産むと心身ともに疲れ、ローリエンの庭に横たわり、この世を去った。フィンウェは二人目の妻インディスを娶り、二人の息子フィンゴルフィンとフィナルフィン、二人の娘フィンディスとイリメが生まれた。フェアノールはこのことを好まず、インディスとその子供たちを嫌った。フェアノールとフィンゴルフィンは、メルコールの虚言もあって対立した。フィンウェはこの対立を解消しようとしたが、その面前でフェアノールはフィンゴルフィンに剣を突きつけた。このためヴァラールはフェアノールをティリオンの都から12年間追放することを決めた。フェアノールは息子たちとともにフォルメノスを築いて移り住んだ。フィンウェはフェアノールを深く愛していたため、かれの元に移り住み、自らを廃王と見なした。ノルドールはフィンゴルフィンに統治されることとなり、このことからフェアノールの自分の一党以外のエルダールへの愛は減じ、ヴァラールへの不信は深まっていった。 その後フィンウェはフォルメノスでメルコールに殺され、ヴァリノールで最初に殺されたものになった。メルコールによってフィンウェが殺されシルマリルが盗まれると、フェアノールとフェアノールの息子たちは、「フェアノールの誓言」と呼ばれるおそろしい誓いをたて、同族殺しを繰り返すことになる。最愛の父が殺されなければ、フェアノールがここまで駆り立てられることはなかったのかもしれない。 ※フィンウェの名前は完全には翻訳されていない。『シルマリルの物語』の用語集によるとFinは「髪」、他の文献によると「技能」と訳される。
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