ノイズフィルタに使われるもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/24 23:55 UTC 版)
「ノイズフィルター」の記事における「ノイズフィルタに使われるもの」の解説
ノイズフィルタに使われる電子部品、材料としては、コイル、コンデンサ、フェライトなどが挙げられる。 電源線や電話線の高周波ノイズを除去するためにはフェライトコアが用いられることが多い。フェライトコアは、コイルが挿入されたのに近い働きをし、高い周波数成分を抑制する、という性質を利用したものである。フェライトコアの内径が大きい場合は、フェライトコアに電話線を数回巻きつけると、フェライトコアの個数を増やしたのと同等の効果がある。 例えば電源装置の場合、整流出力に含まれる交流成分を除去する時や、商用電源にのる雑音電圧を除去する時に、チョークコイルが用いられることがある。チョークコイルが持つ、同じインダクタンスなら、低周波よりも高周波に対し、周波数に比例した大きさで抵抗を示す、という性質を利用したものである。 例えばブラシモーター(ブラシを用いる電動機)などでは、ブラシがコミュテーターに接続して、プラスとマイナスが交互に切り替わっているが、スパークが発生し、これがノイズとなり電波に干渉する場合もある。このようなノイズを取り除くためにノイズフィルタ(ノイズキラー)としてコンデンサ(キャパシタ)がモーターの両極に取り付けられる。
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