ネウストラシムイ (フリゲート)とは? わかりやすく解説

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ネウストラシムイ (フリゲート)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/28 08:01 UTC 版)

ネウストラシムイ
Неустрашимый
基本情報
建造所 ヤンター造船所
運用者  ソビエト連邦海軍
 ロシア海軍
艦種 フリゲート
艦歴
起工 1986年4月
進水 1988年5月
就役 1993年1月24日
要目
基準排水量 3,800 t
満載排水量 4,400 t
全長 129.6 m
最大幅 15.6 m
吃水 8.1 m
機関 ガスタービンエンジンCOGAG方式
機関20,000PS 2基
機関37,000PS 2基
2軸推進、114,000 PS
最大速力 30ノット (56 km/h)
乗員 210名
搭載機 Ka-27 1機
電子装備 MR-750 3次元レーダー
MR-352E低空警戒/対水上/射撃指揮レーダー
MR-360短SAM射撃装置
MR-184砲射撃装置
オックス・ヨーク艦首装備ソナー
オックス・テール可変深度ソナー
フット・ボールESM装置 2基
ハーフ・ハットECM装置 2基
ハーフ・カップ 4基
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ネウスラシムイロシア語: Неустрашимый, FF712)は、ロシア海軍フリゲートネウストラシムイ級フリゲートの1番艦。

艦歴

「ネウストラシムイ」は、ヤンター造船所で建造され、1986年4月起工、1988年5月進水、1993年1月24日に就役の後にバルト艦隊第12水上艦師団・第128水上艦旅団に配属された。

ロシア海軍当局は、2008年2月初頭から、ロシア艦艇のソマリア派遣を示唆する発言を繰り返しており、2008年6月3日には「ロシア艦艇は、ソマリアへ向かう準備が出来ている」と発表した。

2008年9月24日、「ネウストラシムイ」は、海軍歩兵特殊部隊(対水中工作部隊)を乗せて母港バルチースクを出港した。 出港当日、行き先は明確にされなかったが、翌9月25日、ソマリア沖・アデン湾へ向かうと正式に発表された。同日には戦車などの武器を多数積載したウクライナ籍の貨物船「ファイナ」号が襲撃されるなど、情勢は悪化しつつある中での派遣表明となった。

「ネウストラシムイ」は、2008年10月28日からアデン湾で民間船の護衛を開始した。

2008年11月11日には海賊に襲撃された貨物船「パワフル」号の救援に尽力した。詳細はソマリア沖2008年11月11日の事件を参照。同月11月16日には、サウジアラビア籍の貨物船「ラビー(Rabih)」号を海賊の襲撃から守った。

2009年1月1日、「ネウストラシムイ」乗員は、海賊との戦いで新年を迎えた。同月1月11日にアデン湾での任務を太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラドフ」へと引き継ぐまで、「ネウストラシムイ」は、総計で2700万容積トンの異なる国々の60隻弱の民間船を護衛した。

「ネウストラシムイ」は、2009年2月8日、母港バルチースクへ帰港した。

「ネウストラシムイ」がアデン湾から帰還する途中、ロシアの非政府系メディア(インタファクス、独立軍事評論など)と西側メディアは、同艦が重大な機器故障を起こした為、アデン湾から帰港しているという虚偽のニュースを流した。

この報道がロシア海軍総司令部に否定された後、ロシアの非政府系メディアは、「ネウストラシムイ」乗員がアデン湾で壊血病に罹った為、アデン湾から帰港しているという虚偽のニュースを流し、またもロシア海軍総司令部に否定された。

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