ニジェール・コンゴ語族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/23 20:06 UTC 版)
「アフリカの言語」の記事における「ニジェール・コンゴ語族」の解説
詳細は「ニジェール・コンゴ語族」を参照 ニジェール・コンゴ語族は言語の数という点からいえばアフリカで、そして恐らく世界でも、最大の語族である。特筆すべき特徴の1つとして文法的性のように一致を起こす複雑な名詞クラスを持つことが挙げられる。ヨルバ語、イボ語、アカン語をはじめとして、この語族に属する言語の大多数は声調言語である。ニジェール・コンゴ語族のなかの大きなグループであるバントゥー語群は地理的にいってその他のグループ全体よりも多くの面積にわたって分布している(上図の地図の ニジェール・コンゴ語族(B)を見よ)。 なお、1950年代にジョーゼフ・グリーンバーグによって、ニジェール・コンゴ語族とスーダン中南部で用いられるコルドファン語派とをあわせたニジェール・コルドファン語族が提唱されており、こんにちでは言語学者は、「ニジェール・コンゴ語族」という単語で、コルドファン語派を下位分類に含むこの語族全体を指すことも多い。その理由のひとつには、コルドファン語派がニジェール・コンゴ語族の他の言語から最初に分岐したものであるかが不明確であることがあり、マンデ語派はコルドファン語派と同程度かそれ以上に分化したものであるという主張がなされている。マンデ語派およびドゴン語派を含めることに疑義を唱える言語学者も少数おり、ウバンギ諸語(英語版)を含めることには決定的な根拠がないものの、ニジェール・コンゴ語族自体は言語学者一般に受けいれられている。
※この「ニジェール・コンゴ語族」の解説は、「アフリカの言語」の解説の一部です。
「ニジェール・コンゴ語族」を含む「アフリカの言語」の記事については、「アフリカの言語」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
アフリカの言語 |
レユニオン・クレオール語 オーストロネシア語族 ニジェール・コンゴ語族 ナイル・サハラ語族 吸着音 |
Weblioに収録されているすべての辞書からニジェール・コンゴ語族を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- ニジェール・コンゴ語族のページへのリンク