ナトリウム・硫黄電池
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 09:02 UTC 版)
ナトリウム・硫黄電池(ナトリウム・いおうでんち、英: sodium-sulfur battery)とは、負極にナトリウムを、正極に硫黄を、電解質にβ-アルミナを利用した高温作動型二次電池である。NAS電池(なすでんち)またはNAS(なす)とも呼ばれる。特に大規模の電力貯蔵用に作られ、昼夜の負荷平準や、風力発電と組み合わせ離島での安定した電力供給などに用いられる。ちなみにNAS電池は日本ガイシの登録商標である。
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- ^ “NAS電池を年産150MWに増強”. 日本ガイシ株式会社 (2008年7月28日). 2011年6月30日閲覧。
- ^ “日本ガイシ、NAS電池を用いた電力調整事業に参加”. 畑陽一郎,EE Times Japan (2010年2月10日). 2011年6月30日閲覧。
- 1 ナトリウム・硫黄電池とは
- 2 ナトリウム・硫黄電池の概要
- 3 事故
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