ドルビーエンコードの映画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 02:58 UTC 版)
「ドルビーラボラトリーズ」の記事における「ドルビーエンコードの映画」の解説
映画の音響再生で、臨場感を高めるため聞き手の周囲を包む音場を再生する技術で主導的な地位を占める。ドルビーサラウンド、ドルビーデジタル、ドルビープロロジック、ドルビーアトモスなど各種の方式がある。これらの再生にはそれぞれ専用の再生機(デコーダー)が必要になる。 1971年に公開された、スタンリー・キューブリック監督の『時計じかけのオレンジ』が初のドルビー映画となる。エンドクレジットにも記載されているが、商標のドルビーマークは当時存在しなかった。最初にドルビーマークがクレジットされたのは1977年公開の映画『スター・ウォーズ』である。 日本映画では、1981年8月8日に劇場公開された東宝製作・配給の特撮戦争大作映画『連合艦隊』で、初めてドルビー・ステレオ方式の音響が採用された。なお、『連合艦隊』で採用されたドルビー・ステレオの音響は、4チャンネル・ドルビー・ステレオ(アナログ)方式である。 初のドルビーデジタル採用の映画は、1992年に公開された『バットマン・リターンズ』である。 初のドルビーデジタルサラウンドEX採用の映画は、1999年に公開された『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』である。 初のドルビーサラウンド7.1採用の映画は、2010年に公開された『トイ・ストーリー3』である。 初のドルビーアトモス採用の映画は、2012年に公開された『メリダとおそろしの森』である。 初のドルビービジョン&ドルビーシネマ採用の映画は、2015年に公開された『トゥモローランド』である。
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