ドットによるインデントがつくる階層構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/07/23 10:55 UTC 版)
「国際特許分類」の記事における「ドットによるインデントがつくる階層構造」の解説
国際特許分類の分類記号とその意味定義を示した分類表には、サブグループの分類記号の意味定義文の先頭に1または複数のドット(・)が付与され、インデントされている。このドットの個数、インデントの深さによって、意味上の階層構造が表されている。 例えば、メイングループA01B 1/00の分類表には、 1/00 手作業具(芝生の縁切り取り具A01G3/06)1/02 ・鋤;ショベル1/04 ・・歯を有するもの1/06 ・ホー;手持ちカルチベーター1/08 ・・一枚刃を有するもの1/10 ・・二枚刃またはそれ以上の刃を有するもの1/12 ・・歯を有する刃を有するもの1/14 ・・歯のみを有するもの (以下略) と書かれている。したがって、 メイングループA01B 1/00はサブグループA01B 1/02を含み、 サブグループA01B 1/02はサブグループA01B 1/04を含む ことから、分類記号A01B 1/04は 「手作業具」であって「鋤;ショベル」であって「歯を有するもの」 つまり「歯を有する鋤やショベル」に関する発明の文献に付与される。そして、分類記号A01B 1/02は 「鋤;ショベル」であってA01B 1/04に含まれないもの つまり歯を有しない鋤やショベルの発明、あるいは、歯を有するか否かに無関係に鋤やショベル一般に適用できる発明、の文献に付与される。
※この「ドットによるインデントがつくる階層構造」の解説は、「国際特許分類」の解説の一部です。
「ドットによるインデントがつくる階層構造」を含む「国際特許分類」の記事については、「国際特許分類」の概要を参照ください。
- ドットによるインデントがつくる階層構造のページへのリンク